個性と想像力と柔軟さ

「個性を大事にしろ!」「個性をのばせ!」
とよく言われていますが、いいんですよ、あなたはそのままで。
憧れの誰かの真似をしたり、流行のアイテムを持っていなくては不安だと
しても、あなたは世界中にも歴史上にもたったひとりのあなたです。
かけがえのない、他にいないあなたです。
 
でもあなたは、“人の個性”は許せますか?
あなたの気にくわないタイプだとしても。 
 
いやぁ“とりあえずライブドア”((C)今週の週刊文春先崎学さん)ネタ
なんですけど、堀江さんにある程度は「相手を尊重したちゃんとした格好」
を要求するのはわかるんです。
(対局やタイトル戦現地の前夜祭や控室でもね)
あまりだらしない適当な服装は、すなわち「あなたを軽んじてます」という
意味になってしまいますものね。
でも「ちゃんとネクタイしろ」と言う人は、世間にネクタイ恐怖症という、
首に紐状のものを巻くことができない人間もいるってことも、解りながら
おっしゃってるのかしら〜?
堀江さんがそうかどうかは知りませんけどね。
 
たとえば花粉症。
本人はマスクが無いと辛くてしょうがないのに「人前で口元を隠すのは失礼
じゃないのか」と言われたら?
たとえばサングラス。
目が弱く、光にあたると失明する人に「外せ!」と命じますか?
たとえば帽子。
「室内ではとれ!」って、薬の副作用や怪我で、タダレていたり傷や火傷が
ある可能性は考えた上での発言ですかね?
 
“わたしは平凡。わたしは平均。わたしは普通。……だからみんなの体質も
 思考も私と一緒”
という思いこみは、ときには傲慢だなぁ〜と、
TVを観ながら思う今日この頃です。なんでああ偉そうなんですかね?
フジの重役さんたちは。
 
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