ワールドコンのこと

世界SF大会おぼえがき。
前金で全額入金ずみ。5日間のイベントで3万円足らず。
のちに、当日券だと1日2万くらいかかると判明。
あぶないところだった……(^^;)
(ちなみに、横浜市民は地元割引で安いです)


いろいろいろいろあって、参加できたのは初日ではなく31日から。
★最初の日
着物※オリジナルデザインの、黒地にロケット。
   五つ紋のかわりに(気付いてくれた人がいた!)背中と袖に
   地球・月・太陽が入ってます。
笹本祐一さんとNASAのひと(名前わすれた)のトークイベントは、
時刊新聞ではじめて知りました。プログラムガイドに書いてない
イベントが微妙に多すぎる……(^^;)
会場はカフェサイファティーク(通称マッドサイエンティスト
カフェ)の隣でした。白衣のウェイター(本物の科学者)がウリ(笑)
なのですが、ちっちゃいメイドさんと、ネジつきメイドさんのほうが
多い時間でした。
ゼンマイメイドはmac製らしい(笑)
背中や頭から生えているコードやマウスが、アップルでした(^^)


それから、知的財産や著作権トークショーで、ナマで永井豪さんや
辻真先さんの話を聞いたり、質問コーナーで質問をしたり
(辻先生のアンテナの高さと情報はすごい! ガンダムSEEDを「タネ」
と専門用語(汗)でおっしゃいましたよ!)
しました。ライオンキング問題を、手塚治虫さんサイドから聞けたの
も良かった!


ただ、
『日本刀をつくる』が同時間だったので、見られなくて超残念っ!
噂によると、外国人メインで満杯で、廊下まであふれていたそう。
主催者は、世界的なサムライ・ソードへのロマンを甘く見ていました
ねぇ〜。くすくす
(ちなみに、着物講座や茶道講座もありました。どこがSF?という
 イベントはいつものことです。面白ければいーのさ)
で、指先で少しだけ鍔を押して抜刀の準備をとることを
「鯉口を切る」
というのですが、同時通訳の人は
カープマウスを、カットする」
と言ってたそうです(!)
Carp Mouth て、超直訳スギ!(大汗)


あとはフラフラして、初対面の楽しい人たちとお酒を呑んで
(↑の話はそのときに聞きました)
いい気持ちで帰宅〜。


★次の日
着物※赤地に、ロボットを唐子(からこ。中国の童子の古典柄。
   波津彬子さんの雨柳堂夢咄シリーズなどを参照)のように
   たくさん配置した模様。
   銀のロボットは……ロビタです。
   いっそ溶鉱炉に落ちていく柄を……とも思ったのですが、
   可愛らしくまとめてみました。
今日の着物も、外国の人中心にウケました♪
天野喜孝に聞く』が面白かった。
ファイナルファンタジーのキャラクターデザイン、最初ファミコン
だったので、ドット絵風にわざわざ描かれたそうな(^^;)
「いえ、普通でいいです……」
と返ってきたそう。
天野さんてばサービス精神旺盛なのですねぇ〜。
メイン司会が翻訳家兼書評家の大森望さんで、この企画は2カ国語
対応の同時通訳付き(しかし、いちばん活躍して見事な同時通訳を
した女性は、飛び入りのボランティアだったようす。)
だったので、質問した外国の人も、自分で英語と日本語で2回ずつ
質問を繰り返していました。
で、日本語ができない人は
「sorry. I cannot speak Japanese. 」
とものすごく恐縮していました。多くの日本人が外国旅行から帰って
空港に着いた時に
英会話教室に通おうっ!!」
と決意するように、今回のワールドコン参加の外国人は
「ちくしょう、日本語学校通おうっ!」
と母国で誓ったことでございましょう。
ふふふふふ


『男の子はなぜ飛行機をつくるのか』
も前評判通り面白かったです。
これにも笹本祐一さん。なんだか今年はたいへん忙しく企画に参加され
ているらしく、走り回ってらっしゃいました。
『男の子は』といいつつ、女の子の観客も多かったです。
八谷和彦さんが作った「本当に飛ぶ◎ーヴェ」の話。
いや、いちおうメー◎ェだのナウ◎カだの名前を出すのはマズイそう
ですよ(笑) これが本当に飛ぶのですよ〜。
感動。
今年のうちにセスナで飛んでみるつもりだったのですが、本当に行って
みます。三鷹方面に飛行場あるみたいだし。
何年かまえに関根名人記念館に行ったとき、近所の川のあたりを小型機が
気持ちよさそうに飛行していたのが羨ましくて。
御希望通り、八谷さんはのちに暗黒星雲賞受賞しました。
http://d.hatena.ne.jp/hachiya/
[rakuten:book:12018734:detail]


あともふらふら。
外国の人メインの企画は入りにくいのが残念。
風習として、日本はドア開けっ放しの出入り自由なのですが、外国中心は
入口が閉ざされていることが多いのだもの。
それから、次回の日本でのワールドコン(いつだろう……)はぜひ完璧な
多国言語対応にしてほしいなぁ〜。
トークショウとか、英語だけも辛いけど、日本語オンリーも気の毒。


★(わたしにとって)3日目
着物※水色の無地
   ……と見せかけて、背中の紋はアダムスキータイプのUFOなり。
   ピアスとおそろい♪


着いたときには『田中芳樹の全仕事』ははじまってました。くぅ(涙)
というか、その前のサイン会には間に合いませんでしたともっ
どーせ、どーせ、ふんふんっ
スライドで、過去の作品のすべての表紙を掲示
それからトクマ編集者の聞き手による、御本人のトーク
作品が出てくるたび、ファンの微妙な色々な反応がおかしくておかしくて。
とーくーにー
タイタニア』と『灼熱の竜騎兵』ね(笑)
イラストレーターからも年賀状や暑中お見舞いごとに
「田中先生、まだですか?」
「待ってます」
「そろそろ一緒にお仕事したいです……」
「いつまでも待ってます……」
と来ているそうな(−▽−;)


『メカ・デザインと監督の面白さ』
……えっとー、E.Jとありましたが、英語対応してなかったよーなー?
で、日産デュアリスのCM!
車がロボットに変形して壁とか走るやつ!
あのロボットのデザインしたのが出渕裕さんだって!
うはー
納得しました。ものすごく。
トランスフォーマーにはしないでください」
と言われたそうです(笑)
欲を言えば(出渕さんの責任ではありませんが)もうちょっとロボ時に
搭乗者の顔がちゃんと頭部の中に見えたほうが、パワードスーツ感が
出て良かったのに。
メカデザインは若手不足だそうです。


ふらふら色々と見たり(ハヤカワ系イラストのギャラリーが素敵だった)
ディーラーズルームで買い物してから帰宅。


翌日の最終日はどうしても外せない用があって行けませんでした(涙)
5日間中3日の参加でしたが、今回もとても楽しかったです。


★文句★
プログラムガイド、上に『クローク』だの『コンスイート』だの
『ブードゥーボード』だの書いてあれど、地図がただの俯瞰図
だけで肝心な“それはどこか”書いてなーーーい!
書き漏らしのイベントも多くて役に立たないぞー。
迷子になりまくりでした。
岐阜コンふたたび……(涙)


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