ほんのいちぶ

歯の詰め物を治したので、あごが慣れるまでは体調不良。
お腹が空いても咽を通る量がひかえめで……。
「あとひとくち頑張って食べよう」運動中。


ささらさや (幻冬舎文庫)

ささらさや (幻冬舎文庫)

アマゾンで「評価の高いもの」から買ってみたりの昨今。
あたたかい短編集。ちょっと謎が入ってます。
新婚で旦那が亡くなるところとか霊がとりつくところとか、ミステリ
仕立てなところとか、アフター0(大いなる眠り子)を思い出すなぁ。
優しく美人で泣き虫でお人好しな、さやさん。
でも、身近にいたらイラつくかも(^^;)
亡くなった大好きな伯母の遺品を、勝手に他人に売っぱらわれて、なぜ
「あちらにもきっと事情が……」とか許せるんでしょ、この人(汗)
こうなりたいとも、こういう友達が欲しいとも思えません。
でもまぁストーリーはとても面白かったです。

↑ささらさやがお好きな人は、好みだと思います。


1日に都内にいなかったので、入手したのがいつもより遅くて悲しい。
ついに最終巻!
須賀しのぶさん曰く「普通の倍の厚さ」なわけですが、いやあ×倍と
いうか、厚いの2冊にして欲しかったなぁ。
波瀾万丈ジェットコースターヒロイン(たくさん本を読んできましたが、
ここまで激しく流転した主人公*1は他に知りません)カリエの人生も
ようやく大団円。(たぶん。いやぁエドには驚いたよ)
でも、バルアンとの息子アフレイムがなぜ悪い評判を吹き込まれていた
母親を許して捜そうとしたかとか。
伝染病から逃れられたはずのドミトリアス皇帝の娘に、どんなことが
起こって周囲はどう動いたのかとか。
もうすこし知りたい話がたくさんありました。
まぁその中ではランゾット・ギアスたちやオレンディア(無理と分かり
つつも2人のラブラブ読みたかった)については丁寧に書かれたほうかな。
それにしても、このシリーズもいっぱいいっぱい死にましたねぇ。


彩雲国物語 隣の百合は白 (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語 隣の百合は白 (角川ビーンズ文庫)

表紙の人が主人公の短編集。
というか、紅黎深本人の妄想ですね表紙は。いつか叔父だと名乗れてこの
妄想が実現できるといいねぇ。
百合姫とのエピソードは、可哀相な黄奇人(鳳珠)に涙。
(王様が好きなんだけど、今回ばかりは奇人と秀麗の恋愛成就を願ってしまった)
十数年後にあたる現在もたいがい極悪非道なナマケモノだと思っていたけど、
黎深はこれでもずいぶんマシになったんですねぇ。
早く叔父の名乗りをすませて、真面目な秀麗ちゃんにビシバシとこき使わ
れればいいのに。ていうか絳攸がちゃんと
「彼女は働き者が大好きですから、こんなに仕事をサボる人が血縁だと
知ったら嘆くでしょうねぇ」
とか「叔父にあたる人が怠け者なんですよって言いつけますよ」とか
必殺カードを使えばいいのになあ。


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*1:身分も名前もどんどん変化。皇子になったり奴隷になったり亡国の王女になったり少年従卒になったり海賊になったり修道女になったり