なんとか復活

この2週間、夏休みのようでしたがなんとか復活。


西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

期待しすぎたのかなぁ。
文章の視点がブレやすくて読みにくいのも気になりますが、
まぁ“手堅く無難なかんじ”ですね。
「ハイジのようだね」
とありますが、田園の、ハーブやお菓子づくりや卵取りなど
が事細かに出てくるストーリー(赤毛のアンや大きな森の
小さな家など)はそれだけで人気がありますし。
この西の魔女ことおばあさんは、ターシャ・テューダーさん
を思い出します。
最近亡くなってしまわれましたねぇ。
『田舎暮らし』+『おばあちゃん』という強力なカードを
さっ引いたらどうだろ。あれだけ世話になったのに、その後
2年間も顔を出さず、両親も何も言わないし後ろめたくして
ないというのも不自然ですし。
申し訳ないけれど、もっと文章と構成が上手な人がノベライズ*1
してくれたら、さらに良いと思います。
…………あー、これがデビュー作かぁ。
それじゃいまいちでもしょうがないですね。


西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)

なぜ『魔女』とは『西』なのか(^^)*2
『東の魔女』だと中華・韓国・日本・の、もっとXXXHOLiC
妖怪系で九尾の狐のようなイメージだし
『北の魔女』はナルニア国物語な、どちらかというと雪女&
氷の女王を思わせる雰囲気だし
『南の魔女』では褐色の肌に漆黒のゴージャスな巻き毛をした
ロキシーかkunieみたいな女の気がするし
……いちばん無難なのはやはり『西』なのですかねぇ。


Copyright (c) 2008 Sayaka

*1:たまにある「原作が小説なのに、映画化でノベライズ」

*2:このタイトルの元ネタはゲド戦記だそうです。と追記