個人的にも長い1日

石橋幸緒女流王位戦表彰式のため日比谷公園松本楼へ。
ちょっと頼まれ事もあったので、昨夜はよく眠れませんでした。
頼まれたことはとりあえずいちおう無事にクリア。
男女ともに参加者が多く、とても良いパーティでした。


↑に来た四国の大学教授tarumi氏とひさびさに再会。みんなで有楽町まで歩き、ネット中継まにあのMさんといっしょに3人で御飯。今日は夜からA級順位戦のラス前ですよっ?
t氏サクッと
「あ、このあと◎大学の先生に会いに行くしもう日帰りの切符をとってるので、行けません」
えええええええーーーーーーーーーー?
A級大盤なのにぃ?
勝又清和教授と豊川孝弘先生と行方尚史先生と鈴木環那ちゃんと井道千尋ちゃんなのに?


◎大学の先生(将棋好きだって。だったら千駄ヶ谷で打ち合わせすればいいにねぇ)と面会のためt氏退場。
大盤解説までまだまだ時間があります。
ふっふっふっMさん付き合うですよ!
有楽町といえばまずOIOIの上にあるTSUTAYAの書店です!
それからもちろん三省堂書店
あーだこーだと本を論評しあいつつウロウロ。
「ブログで書評を見たきり、作者名もタイトルもよくわからない」
曖昧記憶にお付き合いさせてしまったのです。すみません m(_ _)m
ノベルス版は合ってましたが、文庫の出版社はまったく違っておりました。ごめんっ。


探していたのはこの作者さんでした。
科学を愛する王女が、外国人の、憧れの学者の助手に志願してがんばる話。
目の下にクマができるほど努力家のヒロインや、妙にリアルな大学内部の苦労、対抗花火大会のくだりが面白かったです。しかし、額が割れるほど頭を壁や床にぶつける、ヒロインの癖はちょっと……。


そしてMさんは大盤に行かずに帰宅。中継で楽しむそうです。
あらら
ぽてぽてと千駄ヶ谷へ。
(そういえば総武線に乗り換えるための四谷駅で、わざわざ改札を通って途中下車して、あおい書店に寄りました。忘れてたわ)
道場の前にはオジサンがいて、15番目ほどで「1時間半も待ってるんだよー」とのこと。おや、今年は整理券の配布が無かったのですね*1
その後ろは、開場直前にはもう一階まで行列が続いてひと折れふた折れ、蛇のようにうねった最後尾は、将棋会館の建物から外まで出てしまいそうです。
昼過ぎに別れたt氏からメールがあり『やはり大盤行きます!』とのこと。ぱちぱちぱち
仕事が終わってから駆けつけてくる人が、これから何百人増えるかな♪
今年は、研修室も解説場になって良かったですね。


上の階で開かれている継盤も、満員御礼。
今年の控え室は、若手の参加が多いのが特徴ですね♪
2月なので、お菓子は妙にチョコレートが充実。
千葉ダンナ先生は、豆にチョココーティングした《おのろけ豆》がお気に入り。ずっと食べ続けているので「……千葉くん、のろけてるね」「のろけまくりだね」と、独身棋士たちがひそひそひそひそ(笑)
今回は女流棋士や、奨励会員(どう見ても小学生が数人。帰宅は大丈夫だったのかしら)も多く、熱く検討していました。
毎年、まだ優劣がついていないのに誰も見なくなる盤があるのは何故だろう……。
暑さからのがれて階下の解説場へ向かう途中、対局者がソファに。
いつもはにこやかな人なのですが、今日のその表情の真剣さと背負っている空気の重さは、声も掛けずにただそばを通り過ぎるだけで震え上がるほどです。これが順位戦ですよねぇ。


夕食休憩のときは、東京体育館でなんらかのイベントがあったせいもあり、近所のドトールではホットドッグメニューがことごとく材料切れ。やたら選択肢が少ないメニューでした。こんなの初めてです。


関西の決着がついたところでギリギリ終電。
そっと退出してなんとか帰宅が間に合いました。
それにしても、プロの思考は回りくどくて難しいなぁ。うーむ面白い
たいへん勉強になりましたわ。


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*1:こういう時、整理券は配布するべきだと思います。どうにも将棋界は、立たせっぱなし並ばせっぱなしで、他人の時間をとって平気すぎますよ