A8の翌日

早起きして仕事。
昨夜は終電帰宅だったので、正直言って……ううつらい。
しかし一応は平日なわけだし、みんな大変だと思うと励まされます。


当初の予定では、昨日は勝負の行方をすべて見届けたあと、代々木あたりの漫画喫茶か居酒屋で夜明かしするつもりだったのですが、順位戦控え室にいた友人から、翌5日のスケジュール的に「筋悪くない?」という冷静なツッコミが……。う、確かに。
というわけで、自宅で目覚めたわけです。
なんとか仕事の目鼻をととのえてから、昼前に出発。
デパートに寄ってから、神奈川にある出産したての友人の病院へ。
退院前に行きたかったので、この日限定になりました。
4482グラムのほう。
かーわいー!
かーわいー!
赤ちゃんってほんと真っ赤だなぁ。頭蓋骨が入って無いんじゃないかというぐらい、大人にはあり得ないクシャクシャ顔になるのがまた可愛い。
……でも
従姉妹の子より2キロも重いから期待していたのに、ふつーに赤ちゃんサイズでした(笑)ちっ
もっとベビーベッドに入りきれないくらい巨大にあふれた赤ん坊を考えてたのになぁ。とはいえ生後一週間で[1ヶ月検診]サイズなんだって。将来は柔道部とかかいなぁ。


緑児を堪能したあと、将棋会館で行われた「第3回棋士講習会」へ。
講師は今年も梅原厚子先生と安次嶺隆幸先生です。
梅原先生は高柳敏夫名誉九段のご息女なので、今でもあちらに頭が上がらない棋士がいっぱいいます(笑)
門下生話がまた面白くてねぇ。
教育現場にずっといる両者なので、どうしたら子供が集中してくれるか、どういったことを両親は求めているのか、「ゆとり教育」とは何だったのか、いろいろ具体的なお話が出ました。
最近は私も子供への指導のお手伝いをしているので、とても勉強になりましたよ。
姿勢が悪かったらその子を責めるのではなく、良い姿勢の子を褒めるとみんなも背中が伸びるらしい。で、猫背の子も直ってたらすぐそこを褒める。と。
周囲もよく見て、すぐに褒める目配りが大事らしいです。
実行するのは難しそうですが、頭の端にその情報があるかないかで、だいぶこちらの行動も違ってくるでしょうねぇ。


充実した1日で、ほくほく帰路へ。
赤子父が「◎◎の仕事だったら、締切はまだ先じゃない? ▼日までは大丈夫だよ」
という闇情報を提供(笑)してくれたので、書店に寄ったり喫茶店でお茶したりしていたら、携帯に着信が……
「◎◎です。原稿ですけど、明後日にはできますかー?」
「はいっ、ええもちろん間に合いますともっ、もうじき完成ですっ!」
ちんっ♪
ぜはぜはぜは……どこかで会話を聞いていたかのようだ……(^^;)
気が小さいので、大急ぎでパソコンくんの元へと帰りましたとさ。
どっとはらい

アフリカにょろり旅 (講談社文庫)

アフリカにょろり旅 (講談社文庫)

昨夜に四ッ谷のあおいで買った文庫。
あらゆるウナギの種類のコンプリートを目指している学者が、アフリカで最後の鰻を探し求める旅の実話。
……面白くはあったのですが、行き当たりバッタリな『しなくていい苦労』してるなぁ。
なんかねぇ、男の人にありがちなんですけど、結果よりも過程を求めるでしょ。
待つよりも無駄足を踏みたがるというか、虫だの病気だので苦労さえすれば報われると思っているというか。
たしかに誤情報に振り回された面もありましたが、もうちょっと冷静に情報を撒けば、すこしは辛い思いを減らして早く実物が集まったと思うんですけどねぇ。本人も、以前に待ちきれずに余所に行って空振りして帰ってきたら、バケツ数杯ぶんの目的のウナギが、元のホテルでにょろにょろ腐っていた話を書いてますが、その経験がちっとも生きてないじゃん!
探しているウナギの特徴を描いたチラシすら用意しないでノコノコ行って、その場の口頭でなんとかなると思っているのが信じられないぞー。
だから違う魚ばかり集まっちゃうのよねぇ。うーむ
……東大……なのに……


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