たたかいすんでひがくれて

今日は詰将棋解答選手権・チャンピオン戦でしたのよ。
いえね。
あたくしも90分間も人の後頭部や白紙を眺めに行ったわけではなく。
ちゃんとビシッとスーツも着て(笑)
1問や2問は解答しようかってぇ勢いで、千駄ヶ谷に足を運んだんでございますのよ?
結果として0点でございましたが。ええ。ゼロでしたの。零点でしたの。無得点でしたの。……くっ(ハンケチの端を噛む)


特に前半戦の2問目が、考えてない手は無かったのに、ちいっと思い込みが……しくしく。
と、盤面と格闘しながらふと顔を上げたら、早々に宮田敦史先生と広瀬章人先生の背中は消えてました*1。うーむ。で、さらにウンウン頭をしぼりながら顔を上げたら、教室(と、言いたくなる)前半分が無人でした。
プロって……。


がんばって何問か正解した小学生たちすごいなぁ!
優勝は「いつもの人」です。詳しくは公式ブログどーぞ。
女流棋士陣も参加率高かったです♪
http://blog.goo.ne.jp/shogi-problem


打ち上げは「いつものところ」*2だったのですが、案の定ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと*3詰将棋の話題でした(笑)
交代で問題を出し合ったり、図面をまるで軍事機密の指令書のような難しい顔で四方から乗り出して見つめたりしていました。
そして『ミヤタは1日にして成らず』*4ですね。宮田五段は初めて見た問題はもれなく写メしたり、びっちり埋まった詰将棋用のノート(いずれ詳しく語りたい……萌えですわ)にメモったりされていました。「次は?」「次は?」と瞬殺しては次の問題をねだるので、同じテーブルの詰めキストたちは種切れをおこしていましたよ(汗)
それから若島正先生の創作話もとても面白かったです。
嗚呼マニアック。
とても楽しかったです。
初級戦ではもうすこし正解します。ほんっと悔しいです。


2番目の流れで帰宅。
「詰将棋おもちゃ箱」(いつもお世話になっています)のTETSUさんや、なんだかとてもとてもマニアックな古い棋譜をアップしているという方(私は絶対に知らないと言われた)たちと駅へ。店に残っていたのは若島先生のほかに、宮田先生北浜健介先生行方尚史先生、詰キストのスタッフの人々。終電まですこし余裕はありましたが、いくら無謀なわたくしでも、そのひときわ濃い人々の熱い語らいの邪魔をする気はございません。はい。
みなさまお疲れさまでしたー。


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*1:解答した人から部屋を出ていくシステム。その早さも競われ、戻ることは許されていない。今日の前半戦は広瀬せんせのがちょっぴり早かった

*2:将棋界はプロもアマもいつもいつも同じ店に行く。新規開拓とかほとんど考えない。そこそこ種類があってそこそこ安ければ文句も言わない

*3:大会の休憩時間も終了後も道でも居酒屋でも、詰将棋以外の話題が出た記憶がない……

*4:開始前に、詰将棋ではなくプリントアウトした「今年のルール」を脳に焼き付けるかのように熟視していた姿が印象的です。たゆまぬ努力と慎重な姿勢があまりにもスーパーあつしくん“らしい”