……なにもかもが虚しい

なんだねぇ。
早売り待ちの本も捜索中の本もないのに歩く神保町は、そこはかとなく虚しいねぇ。
なぁんか買うべき書籍は無かったかいなぁ。


とりあえず、絶版名著の【最強の駒落ち】は、探しながら歩いています(^.^)
いや、もちろん“移動中”なだけで、メインはこのあとです(笑)
というか……
いま盤面はどのような展開かしら。
胃が痛いなぁ。


しかし学士会館(學子會舘)周辺もずいぶん変わりましたよねぇ。(しみじみ)
ではまた!
(今日は現地行った人が多くて、遊んでくれる人があまりいません(涙))

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と、タイトルとここまで↑は携帯から。
結局は買う書籍もなく(ま、いいけれど楽しかったので)毎日新聞社さま主催、名人戦最終局大盤解説へ。《名人羽生善治/挑戦者郷田真隆》いつもの地下ではなく、マイナビオープンなどで使われる、皇居ビューの高層会場。私は44番目。
開場の時までにはすでに、60人近くが並んでいました。
上に「友人たちは現地に行った」というのは、今度の土曜日と間違えていて(だってみんな、平日でも休んで対局場へ行く人たちじゃないのぉ)知っている顔がちらほら。なじみのおじさんたちに、ヨシさん夫妻、Guten Tagさん、久しぶりの樋口雄一氏も。オジサンたちはおそらく千駄ヶ谷へ、かをるさんたちはたぷん朝日新聞かいなぁ?と予想(ちょっと外れてました(笑))。
著書まである、アマ強豪の遠藤正樹氏(正統派男前)の姿も。
どうやら、この会場の常連客のようです。前回ここに来た時には、立ち見が多すぎて気付かなかったわぁ。


なぜか、カンロ株式会社さまよりアメとグミの提供(^^)
「後ろに御用意してあるので、どうぞお持ち下さい」
とアナウンスがあった時に、大盤解説場によくある、バスケットに盛られたキャンディやクッキー系列のサービスをイメージして振り向いたら……
どーん

コンビニの倉庫のような積まれかたに、みんな唖然
「ふ、袋ごとっ!?」
(写真ボケててすみません。あとこれ、かなり減ってからようやく撮れました(笑))
いよっカンロさま太っ腹っ!
お世辞ではなく好きな、よく買う飴だったので個人的に喜びもひとしお。


そうこうしているうちに、ようやく開始18時に。
ざっと見て会場内は100人ほど。そろそろ立ち見が出つつあります。あと2会場(千駄ヶ谷道場/朝日新聞社さま*1会場)もおそらくほぼ満員でしょう。大したものです。


解説の千葉幸生五段と本田小百合女流二段の登場!
「まずは今までの六局を振り返ってみましょう」
と、スクリーンに向かいます。
本「便利な時代になりましたよねぇ」
千「そうじゃなければ、こうして全局を並べることは出来ませんでしたね」
データが簡単に呼び出せて、次々と現れる投了図。
こうして連続で見ると、ほんと今回は変なシリーズだなぁ。入玉模様率が高いですし。


そして、今回の将棋。
昨日の朝に指された初手から、コンピュータの画面上でパッパパッパと動かされていきます*2。千葉先生からは、
「……と、ここでは細かくなるので先へ」
発言多し。プロならではの微妙なせめぎ合いと駆け引きの、ひときわ高度な内容みたいですね。
そしてどうやら、会場に来る直前まで、将棋会館で取材してきたようですね。さまざまなパターンについても変化を解説して下さいました(^^)


そして次の一手
休憩のあと発表された正解者数は、2番目に多い50人ちょいで、解説者と聞き手のサイン付き賞状(!)が当たるのは、たった10人。
正解手(44銀成)の発表のあとは続きの解説です。
夕食休憩で1時間半ほどの差があった挑戦者の持ち時間は、ますます消費されています。不安そうなファンのため息が漏れる中、30分後に挑戦者投了。
熱く拍手する人、机に崩れ突っ伏す人。どちらの応援なのか、ここまでファンの明暗がはっきり態度に出る対局は、珍しいかもしれませんねぇ。前者はここでさっさと立って帰り(祝杯?)、後者は、解説者による初手からの並べ直しに、チャンスが無いか凝視する傾向が……。


みなさまお疲れさまでした。
郷田先生はまた必ず、すぐタイトル戦に戻ってこられると思いますので、応援の方は気落ちしないで!


数名で地下のレストラン街に行き、軽く食べて一杯呑んで帰宅。
それでも、終電までは余裕の時間でした……。


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*1:スポンサーの名前は連呼して、褒めて伸ばす主義でございます(笑)。話題度が上がらないと次回が無い!

*2:ちなみに駒操作は由緒正しく奨励会員。田嶋尉くん。だんだん、奨励会員には大盤操作ではなくパソコン能力が求められる時代になりつつありますねぇ