人生に甘さが足りません(笑)


最近の読書は甘味率が高くなっています(^^;)
たぶん流行もあるかと。


なぜだか分かりませんが、第◎次*1ヴァンパイアブームですねぇ。
トワイライトの三巻が出たので上下を買おうとしたら、並んでふたつも別の海外文学のヴァンパイア小説が平積みになっていたので、ちょっと苦笑。そりゃまあ吸血鬼との恋というと甘くロマンチックな定番ですけれど……。


先週、ドラマの《恋して悪魔〜ヴァンパイア☆ボーイ》の1話目を観ましたが、なかなか脚本が面白かった。吸血鬼くんの下宿先が中華料理屋というのがいいですね。しかも、にんにくたっぷりギョーザが名物という……。
とりあえず、世の中には“日光アレルギー”という便利な言い訳ができる病気*2があるのだから、そうしといたらいいのに。外国帰りだけを理由にずっとフード+日傘を押し通す気か(笑)
「実は、ヒロインの初恋の人(海難事故で死亡)と同一人物(死者が吸血鬼として甦る伝説は世界各地にある)」
と読んでいるのだけれど、どうかしら? 他人の空似ではなく。


トワイライトIII 上 (ヴィレッジブックス)

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  • 作者: ステファニー・メイヤー,小原亜美
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2009/07/10
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トワイライトIII 下 (ヴィレッジブックス)

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映画はいまいち見に行く気がしないのよね。エドワードもジェイコブも好みじゃなくて。
文庫の次の表紙の赤みは、どうするのかなぁと思っていたら、リボン!
なるほどなるほど。
前にも少し書きましたが、このストーリーがうまいのはエドワード(ヴァンパイア)にとっては、ひときわベラ(ヒロイン)が美味しそうな匂いに感じるというところ。学校で机が隣同士になった初対面では、彼は顔をしかめて一所懸命に体を離そうとするのですよ。ふふふ。嫌われているのかと思ったら実は!というのが王道ですねぇ。*3
まさしく「ともだちなのにおいしそう」

あらしのよるに ちいさな絵童話 りとる

あらしのよるに ちいさな絵童話 りとる

で、ヒロインの希望は自分も吸血鬼になること。
……美味しくなくなるのに?
いまはその匂いにメロメロな彼ですけれど、もったいなくないかなぁ。……と思っていたら、ようやく3巻目にして「香りが変わってもぼくは変わらず愛するよ」的なセリフ。まぁいちおう2巻で、他のヴァンパイアに狙われるなど、急いで“美味しくなく”ならなきゃいけない理由も出てきていたのですが、やっぱり「あまり年が離れたくない」だけじゃ動機不十分につき不起訴だものねぇ。
よかった。
もうひとつ気になるのは、彼氏一家は“獣の血しか呑まない”ベジタリアン(という言い方をしている)なのですが。
ここんちのお父さん(役をしている最年長)が忍耐の人で、なんとお医者さん。
人の血を嗅いでも理性を失わないすごい人です。
だったら、ベラは彼に注射で採血してもらって、恋人に献血したらどうかな?
毎週一回とか。
その方法ならば、殺すことなくベラの血が味わえていいと思うんだけどなぁ……。特に敵と戦う前には人の血はパワーになるそうだし。


上巻をすこし過ぎました。
ベラの心配性が同調できない。いや、自分も同じ立場になったら似たような我が侭言うのかなぁ。パーティや記念日嫌いも、ちょっと度が過ぎているし。エドワードやアリスも極端な華やか好みだけれど、こっちもこっちで内気だわねぇ。
まぁ、内気で臆病な少女と、積極的で歯が浮くほど甘い言葉をささやく男、という組み合わせは基本形の1つなわけですが。
あ、1つ、この小説には大きな欠点が!
『ごはんがマズそう』
アメリカだなぁぁああ。食生活が健康に悪そうです(^^;)


伯爵と妖精 魔都に誘われた新婚旅行 (コバルト文庫)

伯爵と妖精 魔都に誘われた新婚旅行 (コバルト文庫)

……よくまぁ、あの内気さを押しのけてハネムーンまで辿り着いたものです。
エドガーの恋の最大最強の敵は、どの呪いより悪の親玉の罠より、愛するリディア自身だったものねぇ。
というカテゴリー近似小説(笑)


Copyright (c) 2009 Sayaka

*1:何回目かは知りませんが、数年前に、少年向けレーベルの投稿作というと吸血鬼ものばかりだったりしたらしいです。定期的にめぐってきますよね

*2:雲の上のキスケさんや、魔法使いの娘の無畏さんがそうですね

*3:最初はエドワードにとってだけ特別に佳い香りだったのが、巻が進むにつれて他のヴァンパイアからも美味しそうに思われていっている……ようですが・汗