今年のSF大会にあわせて

十五少年漂流記
読みかえしています。
船戸明里さんがカットを描いてたのさ♪
 
大人になってから読むと、意地っぱりでプライドばかり高く性格が悪い
ドノバンくんが痛々しいなぁ。
嫌みったらしいし根性はヒネているけれど、頭は良いし、なんだかんだ
いってちゃんと働く根は真面目な子なんだから、もっと周りが、彼が
孤立しないようにたててあげればいいのになぁ。
……まぁ十代半ばにもみたない子供たちばっかりじゃだめかしら。
 
でも嶽本野ばらさんの【それいぬ】思いだしちゃった。
「わたしには友達がいないんです」
という乙女の悩みに答えて
「乙女は孤高であるべきです。
 アリスをみなさい。乙女は1人で冒険します。
 男の子なんて、15人もいないと漂流ひとつ出来ないんですから」
素晴らしい。
励まされます。
 

十五少年漂流記 (講談社青い鳥文庫)

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正しい乙女になるために それいぬ (文春文庫PLUS)

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