いろいろ出てます

エマ 9巻 (BEAM COMIX)

エマ 9巻 (BEAM COMIX)

ふたたび『エマ』外伝の短編集。
森薫さんあいかわらずのフェチ魂全開です。
前に読者からの手紙で「女性でよかったですね。女性じゃなかったら変態です」(要約)
というのを紹介してましたが、わたくしもチトそう思います。
ただ、フェチといっても薄っぺらなものではなく、ヴィクトリア時代の英国の庶民から貴族の息づかい、生活、建物やこの時代が持つ空気を再現させることに全力が向けられている、深い愛情あふれる創造主としての凄さなのですが。
ドロテア奥さまと旦那さまの出会いと結婚なんて、それだけで一冊描けるのに惜しげもなく一部しか描かれてません。
「このシリーズはあと一巻」ってそんな殺生な〜。
このパターンならいくらでも続けられるのに。
ただ、知人が
「どこかに少し、脇役としてエマが入っていたら良かったのに」
とのこと。
たしかにサイドストーリーというより別の話ばかりですね。
オペラ歌手の物語ではちょっとだけウィリアム坊ちゃんはいましたけど、3巻のアノシーンですしねぇ。


キノの旅〈11〉the Beautiful World (電撃文庫)

キノの旅〈11〉the Beautiful World (電撃文庫)

こちらもあいかわらずです。色々な意味で。
師匠と、ハンサムだけど背の低い荷物持ちさんの名前は、べつに今後も出さないほうがいいんじゃないかしら。
長い名前の国は、最後までいってから読み返すと面白い。
直したのはたぶん国民の人数と国名の、両方ですね。
今回はちょっと現実世界への皮肉っぽい表現が多く感じましたが、特にそういう意図は無いのでしょうか。
“わかりやすい”あとがきは……今回は少し探しました。
いよいよネタ切れではなかろうか。


作者を信じて購入。
幻獣降臨譚シリーズしか読んでませんでしたが、なかなか面白かったです。
前の平安モノ(なんとなく心惹かれなくて買ってません)と繋がっているそうなので、あらためてそちらも買おうかと思います。
本宮ことはらしく、美形男性がゾロゾロ出てくるのですが、私の購入動機の基本は
「主要人物の女の人(できればヒロイン)が強く前向きで頭がいいこと!」
ということを自覚。男性しか出てこない小説や漫画はどうもイマイチです。
どうしてもこの時代のものというと【なんて素敵にジャパネスク】と比較しちゃいますけどね。妖怪が出てくるところはむしろ【遙かなる時空の中で】シリーズに近いのかしらん?


CLAYMORE 13 (ジャンプコミックス)

CLAYMORE 13 (ジャンプコミックス)

『七年前の亡霊』たちの黒い衣装カッコイイなぁ。
組織に敵対するわけじゃなし、むしろ敵を狩ってくれるのですから組織も彼女たちのことは放っておけばいいのに。岡田斗司夫氏も【「世界征服」は可能か?】の中で「抜け忍は粛正するな」と言ってますし、希少な人材を逃亡者に向ける必要は無いと思います。
“色つき”やラキがキーパーソン?
最強の化け物カップルにどうやったら対抗できるんでしょうねぇ。


毒草を食べてみた (文春新書)

毒草を食べてみた (文春新書)

かなり以前の本と知らず購入。
日本の温度があと2度上がると、マラリア蚊が蔓延するって……ホント?(^^;)
内容はトリカブトマンジュシャゲ、スズラン、アセビといったメジャーどころから、ストリキーネの材料や南米、アフリカの毒草と多彩。
タイトルに反して実際は、作者はあまり食べてはいませんけどね。
誤って食べてしまった人や、毒殺犯の話題が添えられています。ミステリ好きにはたまりません。
私に「自然のものはなんでも体にいい」幻想は無いのですが、みんなまぁ無防備に、色が良いと食べてしまうものなんですねぇ。
先日にニュースで、ゴルファーの父親が「自然の中でするスポーツなので、健康にも良いですし」と言ってたのに、似てますね。
あれだけ山ケズってコースつくって、農薬と除草剤を大量に撒いて、どこが自然っ!?
“加工した樹と草の人造物”を使用した大きな箱庭以外のなんなのかなぁ。
飛行機から見ると、ゴルフ場ってたいてい不自然で醜いです。
「健康には悪いけど楽しいからやる」
スポーツでしょゴルフは(^^)


Copyright (c) 2007 Sayaka


追記

HUNTER X HUNTER24 (ジャンプコミックス)

HUNTER X HUNTER24 (ジャンプコミックス)

ここに至るまでの記憶を失ってるのは私だけじゃないと思う(笑)
「………………あ、あ〜、そうそう少女棋士だった。うん」
間が空いても、未完よりはマシですが。