それからもうひとつの影響の成果

まったく知らないシリーズでした。
最初は探すのに苦労しましたが、再版がおっついてきたようです。

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)

意外な面白さ。“主人公はバカなのが特技”というのはすごい。
ここまで周囲の会話についていけない、いちいち友人に解説して
もらっている主人公って、初めて見ました。
でもちゃんと、それをワザとして使って*1ますし。
ライトノベルにありがちな、優しくて優柔不断なツッコミ役で、
いつも周囲に振り回されては悲惨なメに遭いがち、だけどなぜか
美少女にモテモテで、それに気付かないほどニブちん。
という、典型的タイプなんですけどねぇ明久は。
クラスメイトの、男の子に人気の美少女少年秀吉くんですが、フツーに
女の子にもモテそうですが。中身がとてもまともですし。
章ごとにテスト問題と、生徒たちの解答が載っているのも面白い。
『PKOとは何の略ですか?』
の解答がツボでした。


気になったのが2カ所(以下ネタバレ御注意)


★1巻の逆転ワザ
 最初に読んだときには感心したのですが、よく読むと学校の床にされ
 ているコーティングについては書いてあっても、壁のことに触れて
 ないんですけど……。もしや召喚獣はあんな苦労しなくても壁抜けが
 できるのでは?


★3巻の女湯へ至るルート
 ボイラー室を通るかと思ったのに!
 登場人物がバカだから検討すらされなかったの?
 作者が気付かなかったの?
 気付いてはいたけど、室内の図面まで載せたのを含めて読者への罠?


Copyright (c) 2007 Sayaka

*1:説明がむずかしい