今年最後のだらだらかな

なんとか年賀状の宛名もだいたい書いたし(時間も無いのにアホみたく
手間がかかる絵柄を製作したので、時間がかかってしまいました。)、
少し風邪気味なので、のんびりと読書。
最近の1月は1日さえ乗り越えれば書店が開いているので助かります。


ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)

ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)

ばいばい、アース 2 懐疑者と鍵 (角川文庫 (う20-2))

ばいばい、アース 2 懐疑者と鍵 (角川文庫 (う20-2))

こーいうストーリーだったとはっ!
前に対談で「タイトルが悪いっ」と叱られていた冲方丁さんですが、
納得ですわいな。
二足歩行の兎や猫、ミノタウロスやマーメイドたちばかりの中で、ただ
ひとり種族的特徴……縦長の虹彩や長い耳、角や羽……を持たない、
“のっぺらぼう”の美しい少女ベル。
戦士となった彼女は、自分の源流を探すための旅に出る決意をする。


というファンタジーではなく、もっとストレートな現代か近未来のSF
だと思ってましたよ、なんとなく。
さよならジュピター的な(笑))
『ピアノ』を読者にしか『ピアノ』と分からせない書き方とか、ルビの
ふりかたとか、とてもとても好みです。
わたしは本来は『異世界ファンタジーなのに、英文や独文が出てくる』
パターンは大嫌いなのですが、これは仕方ないですね。
読者への罠と手がかりなのですから。
にしても印(スペル)の法則に完全に気付いたのがあまりにも遅かった
(2巻過ぎてから)ので、我ながらショックです。くうっ。


少しネタバレぎみなので、折り畳んでおきます↓


神の樹に刻まれていたという神文字『EMOCLEW』エモクルーは、
つまりゲートですかそうですか。
最終的にはもしかして、秋山完さんの【リバティ・ランドの鐘】的な
世界がベースにあるわけですね?
先月に出てもおかしくなかったはずの、4巻(最終巻)の刊行が、
楽しみです。はやく読みたいなぁ。


Copyright (c) 2008 Sayaka