第20回・将棋ペンクラブ大賞贈呈式

開始を持つ受賞者の皆さん

http://www.geocities.jp/sho_pen_club/


受賞者の名前などについては、25日の日記を御参照ください。
http://d.hatena.ne.jp/kaga_sayaka/20080925#p1


始まる前の控え室からこんなに賑やかな回は珍しいです。
スピーチも受賞者みんな話し上手で*1、笑いの絶えない会となりました♪
なんだか、御飯も例年より美味しかった……。
みなさまお疲れさまでした。
御参加ありがとうございました。


宴席で以下の小説を大プッシュ。

アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)

アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)

前者『流血女神伝シリーズ』はみごとな架空歴史もの。
出だしこそ一見ありきたりな展開のように見えて、ヒロインが数巻ごとに
役職をかえ*2、数カ国の思惑が彼女を軸に容赦なく錯綜する、
波瀾万丈ジェットコースターストーリー。
すでに完結していますので、安心してお読みください。
後者『アンゲルゼ』は、戦時下の島の学校を舞台に、謎の異生物と少女たち
の過酷な戦いと運命を描いた青春物。
3巻まで出ています。
セカイ系のようですが……このままでは終わらない気がする……。
切ないやら謎が謎を呼ぶやら、幼なじみの少年や、ヒロインとおなじ部隊
に所属する少年たちが、可哀相だったりドキドキしたり。
須賀しのぶさん、実力と面白さのわりにむくわれていない*3ので、有川浩
秋山瑞人などが好きな人、国や組織のかけひきや興亡がお好きな人は特に
読んでみてくださいね。
アンゲルゼ 最後の夏 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)

アンゲルゼ 最後の夏 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)


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*1:特にW受賞した勝又清和六段の、棋界の故人たちに捧げたスピーチは素晴らしかったです。それから団鬼六先生の飄々とした言葉は爆笑を呼び、桂九雀師匠は「このあとナニ話しゃええんでっかいな」とボヤキつつも見事な締めを決めました♪

*2:猟師の娘カリエが、王子の替え玉になったり商人になったり、奴隷、後宮の愛妾、厩番、死刑囚、小姓、海賊、第一王妃、亡国の王女、男装の騎士、異国の大使、生け贄、神の器、シスター、人質、母親、etcetcあと何があったっけ……

*3:レーベルが少女小説だから、ハードな世界観とは合わないのか……とは思いたくない。だってコバルト文庫って元々ジュブナイル小説の中でも先駆的でとんがってたじゃん! 新井素子氷室冴子、丘の上のミッキーにハイスクールオーラバスター、破妖の瞳、炎ミラなどなど、昭和時代が全盛期だったのかとは、思わせないでほしい