裸足でバラを踏め
すっごいタイトル。
でもハマった!
- 作者: 上田倫子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: コミック
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神奈川県の関内駅前に、芳林堂書店というなかなか
広めの書店がありまして、わりとマニアックで愛のある
商品の並べ方で気に入ってます。
1巻だけ[ご自由にどうぞ♪]と立ち読み出来るよう
になってて、それで、このシリーズにハマりました。
明治の横浜。
純(すみ)は貧乏長屋に住む苦労少女。
ジゴロの兄が、親のない子どもを何人も拾ってきたり
バクチに金をつぎこむため、一家の支え手として家事
に追われ、いつもひもじい思いをしてきた。
ある日、妹が病に倒れたが、医者たちは「前の治療費
を返してからにしなさい」「金の無い者は見られない」
とまったくとりあってくれない。
道ばたで窮状を訴えていると、いかにも金持ちの紳士
らしい美しい青年が、そっとハンカチに包んだ紙幣を
手に握らせてくれた。
義妹は助かり、純は王子さまのような青年へあこがれ
ながら、ハンカチをそっとしまうのだった。
しかし妹の治癒もそこそこに、兄はさらにひどい借金を
重ね、純は妹と弟たちのために身を売る決意をする。
男たちにあしらわれ、さらわれそうになった純を大金で
買ったのは、ハンサムだが乱暴な青年、蒼一郎。
「俺を愛するな、愛されようとするな!」
と形だけの夫婦を求め、即座に念入りに洗われて美しい
ドレスに着替えさせられると、結婚式へと連れて行かれる。
強引な誓いの口づけのあと、夫に紹介された『親友』の望
は、義妹の命の恩人であるあのハンカチの人だった!
- 作者: 上田倫子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/08/25
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ベタさがたまりませんっ。昼の連続ドラマの原作として
宝塚の原作として、育っていきそうな漫画です。
文字も読めない純ちゃんが懸命に努力して、礼儀作法や
ダンスを身につけてレディになっていくさまはホントに
可愛いし。
2巻からはさらにストーリーが急展開。
3巻はいきなり将棋の勝負になって、ぶっとびました(笑)
- 作者: 上田倫子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/11/25
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以下、ネタバレのため畳んでおきます。
『祖父の財産を相続するには結婚しなくてはいけない』
ために純(すみ)と愛のない結婚をした蒼一郎。
しかも
妻にした純は、親友であるはずの望が好む容姿と髪型や
服装で仕立て上げた、望が惚れ、奪い、夫である自分へ
一生の負い目となるようにつくった餌だった。
だが計画に反して、根は貧乏娘のままだがいつでも真っ
直ぐで心優しい純に、蒼一郎までもが惹かれてしまう。
思い通りに望が純を連れ去ったというのに、蒼一郎は純
を求めて屋敷を飛び出すのだった。
いっぽう。
蒼一郎の強がりやもろさに気づいてきていた純は、乱暴な
彼のことを怖がりながらも、守りたいと思い始めていた。
望に強引にさらわれ、帰りたいと願うが、望はそれを許さ
ずに心中を求める……。
いやもう「うっきゃあああ♪♪」という展開。
暗黒王子の望は嫉妬全開だし。
ツンデレ王子の蒼一郎はとても可愛いです。
蒼一郎の執事の駒井も、お人好しなんだか悪人なんだか
分かりませんが、美形で面白くて素敵♪
あなたもどうぞ、ベタな甘さにのたうって下さい。
3巻の将棋勝負(望と蒼一郎の……ではありません)では
貧乏長屋の純に惚れていた真剣師(とは書いてないけど)
が登場。芦田財閥の奥さまである純と対局して、
「この攻め方は……昔オレが惚れていた女に似ている」
って、純ちゃんは棋風でバレてます(笑)
まだ3巻が出たばかり。
来春に発売されるという4巻がとても楽しみです。
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