新刊がどたばたと出てきた

読書日和である。
野島道場に向かう日はいつも、新刊のどれをどの書店で購入するか悩んでしまう。
重さ的に長距離は避けたいというのもあるのだけれど、なるべくなら途中途中にたくさんある書店に、分散して貢献したい。*1
……『よく行くけど買わない』本屋が潰れるのはもう嫌なんだよぅ(涙)


町でうわさの天狗の子 3 (フラワーコミックスアルファ)

町でうわさの天狗の子 3 (フラワーコミックスアルファ)

最近お気に入りの芳林堂書店で購入。
昨年末の福引きで50円券が3枚あって、いっぺんに使えて驚いた。
400円の本が250円になっちゃうのだ。すっげー!
【このマンガがすごい】上位に入ったこの本ですが、まだ2巻が出たか出ないかで投票するのってすごくない?
悪くはないけどまだまだ判断するには微妙かと。
天狗の娘であるヒロインがどうしてそこまで修行を拒否するのかが、よく分からないんだよね。本当に、本人が思いこんでいるように鼻が伸びて毛むくじゃらになるわけ?
むしろセオリーでは、修行せず暴走すると異形の者になる気も……。
眷属の狐と狸と兎が、人間になるとものすごいイケメンになる(でもろくでなし)のと、親友みどりちゃんの『眼鏡を取ったら美少女』は王道とはいえやはり破壊力があるわねぇ。


四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

「そういうもの」とはいえ、コピー&ペースト部分をもっと
短くしてくれーーー!
横浜の有隣堂で購入。
夜は短し歩けよ乙女】と世界が繋がっているんだから、平積みにして並べて売ればいいのに。
二話目の最初で首をかしげ、しばらくしてこれが、パラレルワールドを巡る冒険であることが判明。途中のちょっとしたやりとりとか、何度も何度も長く繰り返される同じ文章が、とっても疲れます。
でもまぁ、最後の最後にぶわーっとつながって、飽きつつも読み進めた苦労が一気に報われるのが気持ちよかった。
【夜は……】で気に入った天狗の樋口師匠が「茄子のような顔」とあり
ちょっとガッカリ。……いいもん脳内では羽海野チカさんの絵*2だから。


7月の魔法使い (花とゆめCOMICS)

7月の魔法使い (花とゆめCOMICS)

江古田のお気に入り、竹島書店で購入。
なにがいいって営業時間が遅い(平日が00時まで。日祭日は23時半だったかな)のがいいよねっ。
たぶん自宅からは、都営大江戸線新江古田からのほうが道場に行きやすいのだけど、本屋に寄りたさに池袋→江古田ルートを選んでしまう。
江古田駅前はいろいろあって面白いし。
線路の反対側にある『アンデルセン』はチェーンパン屋とは違うらしい。


さて、田中メカ新刊。
……すっかり甘いもの作家に(=^^=)
学校中のあこがれの“王子様”とデートする順番がきた、王子様ファンクラブ会員の才媛に、体育科の少年がひょんなことから、可愛くなるようにいろいろとアドバイスをしてあげる。
魔法使いの役目は、お姫様を綺麗にして舞踏会へと送ること。
たとえ、そのお姫様を好きになってしまっても。
という短編。ほかに同じ学校を舞台にした【王子と魔女】【女王と下僕】
がつながっていて、なかなか面白かったです。
小柄な眼鏡少年と気高く純情な美少女の【女王と下僕】すごくツボったわ。


本日は池袋のリブロに寄る時間はなく帰宅。
今月の講師(↓著者)には、ボロボロに玉砕。
うー。2枚落ちの卒業はまだまだだなぁ。
久しぶりに「自分がなにをやってるのか分からなくなる」感覚を味わいました。

最強の駒落ち (講談社現代新書)

最強の駒落ち (講談社現代新書)

読み直します……。
名著なのになぜか絶版。なんでですか講談社さんっ。


Copyright (c) 2009 Sayaka

*1:よって、ブックオフでは『絶版本しか買わない』ことを基本方針にしている。食費をけずっても作家や書店に印税はささげたい。が、「図書館は可」という気持ちなのはなんでだろう。読者が行儀良く順番待ちしてるから? 良化特務機関と戦ってるから? 笑

*2:6日日記参照