朝日杯将棋オープン戦 - ★さやかの梔子(KUCHINASHI)ブログ★

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雨のバレンタイン。
10日ぶりの有楽町です。世の中はハートマークとチョコレートが飛び交っていて、うきうきします。ここの駅前がかなりオシャレショップ(笑)ロードに改装されたこともあって、華やかです。
今回も、上のフロアでは解説・下のフロアでは対局となりました。

★大盤解説場★
解説者と聞き手（着物姿）が分かりますか？（＾＾）
マリオンですからなかなか広いでしょう。

★対局室★
御覧の通りの熱気！
背中と後頭部でまったく見えませんが、左で阿久津佐藤戦。右で久保渡辺戦を対局中。
これほど至近距離で対局が見られる環境はそうそう無いですね。
ただ、大盤が置いてあるとはいえ解説まではされないので、複雑な指し手になると意味不明に……。できればイヤホンガイドで同時進行に解説も聞きたいところですが、木村一基八段のお話は面白すぎますからねぇ。なんか、みんなで一斉に吹き出してしまって、逆に対局者の動揺をさそってしまいそう。

後手・佐藤和俊氏／先手・阿久津主税氏
終盤になると２人とも泣きそうな表情に。……わぁ色っぽいなぁ
女性ファンが10万人は増えそうな光景なのに、室内には女の人が10人くらいしかいないのが惜しすぎです。ガツンと生で全国中継すればいいのになぁ。（無理なのは解ってますよ？）

対局が終わると解説場へ。
先手・久保利明氏／後手・渡辺明氏
特に渡辺竜王はトーク絶好調。
残念ながら決勝戦進出はならなかったのですが、佐藤和俊五段とともにそのまま後半戦の解説も大活躍。「おかしいなぁ、こっちにいる予定じゃなかったんだけどなぁ。でもどうせ、夕方の打ち上げまでやる事ないですからね」客席を湧かせます。
また、客席にいた鈴木大介八段と、前年度優勝の行方尚史八段も登場。
……そういえば、行方さんは賞金をなにに使ったのかしら。みんなが「さあ、ぱーっと呑みに行こう！」と魔手を伸ばしてましたが……。
　　★前回2008年の話★

優勝は阿久津主税六段。
どれも面白い、わくわくする３局でした。
終了後、女性ファンに大きなチョコレートをもらっていた阿久津さん。
「人生でいちばんもらった数は？」
と尋ねると、「……うーん、５、６個くらい」とのこと。
ええーっ？　ブームの時の羽生善治大明神ほどとは言いませんが、紙袋２つっくらいは毎年バレンタインチョコを貰っているのではないんですかっ!?
「貰ってませんっ。５、６個も、小学生の時です」
なんとっ、こんなに男前で強くても！
13日の日記にも書きましたが、ほんとバレンタインデーって棋界を迂回していくのですねぇ(汗)
ブームの時の羽生さんあての『ダンボール数箱ぶんのチョコ』って、将棋界的にはトラック数台分に値しますねぇ、しみじみ。