ひきこもり冬ごもり

「よーし、寒いから今日は引き籠もりだ!」
と思ったらフツーに日曜日ぢゃんっ。


昨日の京王プラザホテルでの天河戦(天は赤い河のほとり……を思い出す名前)と、14日の朝日杯についてはまた後日。(両方とも書きました)


で、昨日にせっかく新宿に行ったので帰りにはBOOK1stジュンク堂と山下書店に寄り、横浜徒歩圏内と渋谷徒歩圏内では見つからなかった書籍を買い込んでほくほくです。あー幸せ。
死んだら新刊書店の自縛霊になりたい……。


忍剣花百姫伝〈1〉めざめよ鬼神の剣 (Dreamスマッシュ)

忍剣花百姫伝〈1〉めざめよ鬼神の剣 (Dreamスマッシュ)

いちばん発見に苦労した!
レーベル自体が置いてあるとこが少ないんだもの。
名前も「にんけん かおひめでん」と読みにくいし。
はてなダイアリーのブログを散策していたら、趣味が合う人が推薦していたので大捜索。児童書というとどうも文章量のわりに値段が高いイメージがあるのですが、これはお買い得でした。
なんか、むかしなつかし山田風太郎を思い出すなぁ。忍者城の姫君と、謎の日本刀の話。
イラストの雰囲気や入りかたのバランスも合っています。人物紹介もネタバレしていないし、いっそ、ライトノベルの一部はこれを見習って欲しいくらいですよ?*1
にしても
たいていの書店で、川北亮司さんの棚の占有率はすばらしかったです。
将棋界やペンクラブでは普通に将棋ファンの作家さんとしてお馴染みですが、児童文学界でプレート*2付きだし、ほんとすごい。


ジハード 1 猛き十字のアッカ (集英社文庫)

ジハード 1 猛き十字のアッカ (集英社文庫)

あくまでも“今のところは”ですが……「うわぁ、ヤン・ウェンリーだっっ♪♪♪♪」
いやぁ好みですわぁ、うっとりですわぁ、もちろんあの人に似たこの彼↑もですが、ストーリーがわくわくします。なぜかあまり現物が置いていない中、苦労して見つけだした甲斐がありました。
銀河英雄伝説デルフィニア戦記が好きな人は、楽しんで読めるんじゃないかしらねぇ。
周囲のキャラクターも魅力的です。


で、「なにもかも人物紹介でネタバレする」のがこれ(涙)
面白く読んではいるのですが、1巻からずっと最初に《実は■■》表記ばかりで、ミステリじゃないとはいえそこを知らなかったらもっと楽しめたろうにと、ちと残念。
読み終わっても正体に気付かない読者用の親切設計?
でもこの新刊、結局その初登場の、背が高くて目つきの悪い戦士が■■の■だったって出てきてないですよ? 次の巻のぶんまでネタをばらさなくても……。
今回からイラストレーター変更。ということに後書きまで気付かず。私にとってこのシリーズはイラスト重視ではないらしい。それでも、「女装」とわざわざ何度も書いてあるキャラクターがまったく女装ではない素顔のままなのは、いくらなんでも酷いとは思っていたけれど。
「街のみんなが顔を知っている有名人で、お忍びのため、バレない格好」
なのに、幾度も明記されているカツラどころか化粧も頭飾りも描いて無いっていうのはちょっとつまらないなぁ。
似合っていない女装(女神の扮装・お祭りのため)というのを見たかったのに肩透かし。このまま文章との乖離が続くならば、誰か違う人に描いてほしいです。


Copyright (c) 2009 Sayaka

*1:最近、人物紹介やイラストのひどいネタバレっぷりに憤慨中。ライトノベルはあまりにも読者を虚仮にしていまいか?「実は…?」じゃなくて「実は■■」と余韻も楽しみも無く正体を暴露してしまうのはやめてくれー

*2:名前やシリーズ名が書いてある、書店の棚のインデックスのこと。「ミミ」ってのは一部方言?