豊作の秋?

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

とりあえず、【秋期限定栗きんとん事件】下巻を読み終わりました。
面白かった!
それから小鳩くんと小佐内さんの恋人に対する評価が怖いよぅ、間違ってるよぅ。
2人の相手に対する「信じている」も、内容が甚だしく間違ってるよぅ(涙)
タイトルを含めて見事なオチでござんした。
満足満足。
……栗きんとん食べたいなぁー。
上下巻、秋に発行してくれれば良かったのに。
あ、放火犯は予想通りでした。
まぁ読者は小鳩くんと違って660人から絞るわけではないので。
欲を言えばもう1人くらいデコイがいても良かったかな。


★秋期限定栗きんとん事件〈上〉★
★夏期限定トロピカルパフェ事件★
★春期限定いちごタルト事件★


金の王子と金の姫 ~神の眠る国の物語~ (B's-LOG文庫)

金の王子と金の姫 ~神の眠る国の物語~ (B's-LOG文庫)

剛しいらゴジラからのネーミングだそうな)さんの【いきなりケモノ姫】が面白かったので、その前のシリーズに挑戦。……って
ぢつはSFでしたのかっ!!
あーびっくりした。ファンタジーかと思っていたら早いうちからいきなり外世界が開示。なんだか何を書いてもネタバレになりそうなストーリーです。
……えっとー、出てくる御飯が美味しそう〜♪
ぐらいしか書けないなぁ。主人公は双子の妹である美姫。くらいは大丈夫かしら。
私も『神様』が好きです*1。とても面白かったので、2巻も購入。展開がドキドキです。完結したらしい全巻を追っかけてみます。


伊藤潤二の猫日記 よん&むー (ワイドKC)

伊藤潤二の猫日記 よん&むー (ワイドKC)


ホラー漫画家Jくんと新妻A子の、猫バカ日記。おそらくほぼ実話。
猫の名前はよん(4)&むー(6)
(5は妻の実家に。伊藤潤二さ……じゃなかったJさんは一度も目撃したことのない気配だけの猫だそうです)
内容は、『いたって普通の』ねこまんがエッセイ。
我が家のにゃんこはどれだけ可愛いか。
そして懐くまでにJ氏がどれだけ献身的な努力を重ねたか。
猫じゃらしを振るときのコツ。
よんちゃん脱走事件の顛末。
むーちゃんの病気事件。
ええ、普通なんです。心温まる猫自慢漫画なんです。……内容だけなら。


絵が


絵がコレでなければ……



まっ、禍々しい!
いやいや、それを承知で帯には「禍々しくなんかないですよ?」とあるんですが(笑)
本来ならば
「いやぁん、むーちゃんったら可愛いっ♪ 食べちゃうゾ♪」
というシーンですよ。TONOさんなり竹本泉さんなりのほんわか猫漫画*2ならば。しかしホラー作家である伊藤ワールドだと本当に猫鍋にしてとって喰いそうです……(汗)
そして奥さんのA子さんは常に白目。
御本人から苦情が入ってこれでもかなり修正をいれたそうですが、コレ↓

猫じゃらしを華麗にあやつる奥方の図。
……なんかいろいろ人間じゃない。
ううう
というわけで、ホラー漫画の第一人者が描いた絵柄と内容のギャップがものすごく面白いです(笑)


インタビューページにある「猫好きに宗旨替えしたことがバレた漫画」というのはおそらく、ネムキ掲載の双一シリーズだと思うんですよね。私もそう思ったので。
いつも口に釘をくわえて人に噴いて攻撃する、性格が陰気で妬みっぽくて残酷な子供である双一が、唯一こてんぱんにやられた相手が猫。という話がありまして。
あれはスッキリしたわぁ。
やはり猫を飼いはじめていらっしゃったんですねぇ。


というわけで今日も豊作でした。
あ、10年ぶりに会った友達と遊んで、船戸陽子先生の楽しいワイン講座に行って、野島道場で指して一勝一敗で、書籍以外も豊作でしたよ。


Copyright (c) 2009 Sayaka

*1:なぜ「も」かというと作者のお気に入りキャラクターだそうだから

*2:ほのぼのした絵なら誰の漫画でもいいのですが、個人的趣味で名前を挙げてみました