線路上の人生?
- 作者: スエカネクミコ
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なぜか東洋人も西洋人も容姿に大差のない、わっかりやすい美男美女ばかりなんだけどね(笑)
西太后とかさぁ、「あの時代のあの地方での美女」なわけでしょ。美貌自慢していたけれど現代(つか未来?)に通用するのかしらねぇ。……というように、何のためにクローンされたのかわからない人々も多々。日本界からはなぜゆえ一休和尚(おいしいポジション)なんだろ。まあいいけど。
クローンといっても実際は“時差のある一卵性双生児”にしかすぎないのに、オリジナルのトレースを強要された人生がお気の毒です。
性格もだいぶ本人自身が“後世のイメージ”に引きずられているようで、ナイチンゲールとか、もっと理知的に状況を分析する、しっかり者の理系少女*1なはずなのに、ただ優しいだけの泣き虫に育っています。……この学園システム、ものすごく失敗じゃない?(汗)
環境が同じじゃなければ、才能があったって同じ能力が開花するとは思えないなぁ。
クローン・ケネディ(似てない)が演説中にあっさり簡単に暗殺されております(^^;)
「あんな場所(広場の壇上)で演説されたら守りようがない」
って、あのー(汗)
簡単に人間のクローンが造れるくせに、防弾ガラスひとつ無い世界?
こういった甘いところや矛盾の数々はちゃんと伏線なんでしょうねぇ?
さすがに、各自のクローンは一体ずつではないと信じたい。何体か別々に育ててみないと投資がもったいないしねぇ。
ということで。
クローンものだと、「無冠の天才」明智抄の『シロッコ』シリーズがおすすめ。
天使のように美しく無邪気な天才少年シロッコは、若くして過激派に撃ち殺された。そのクローン・シロッコは、育つにつれてオリジナルとは真逆の、愚かな普通の少年を演じるようになる。しかし……。
ストーリー的には【砂漠に吹く風】の間に挟まれる【死神の惑星】(全三巻)は、私が今まで読んだすべてのSF漫画の中で、3指に入るほど好きな話です。展開と発想がすごすぎる!
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*1:フローレンス・ナイチンゲールは統計学とかに向いている人だったと誰かが書いていた。で、あの時代に部下の看護婦たちを引き連れて戦場に行ったぐらいなので、しっかりした押しの強いひとだったようですね