ぷっしゅ!

ヤンキー巫女逢桜伝 (B’s‐LOG文庫)

ヤンキー巫女逢桜伝 (B’s‐LOG文庫)

タイトルがすさまじい。が、書評ブログの評判が良かったので購入。
予想以上に面白かった(^^)
久しぶりに見た気がする、少女小説の現代物。
不幸続きですっかりグレたところに両親を亡くし、さらに天涯孤独になった梓は、イナカの神社の宮司である祖母に引き取られ、学校へ通いがてら巫女となる。
パツキン・ピアス・タトゥのヤンキースタイルに似合わない巫女装束
そこに、やたら美形な黒髪メガネのクラスメイトがあらわれ……。


……うーん。何を書いてもネタバレになりそう(笑)
強く逞しいけれど寂しがりのヒロイン、立ちまくっているキャラクターたち、構成、台詞まわし、とても好みでした。作者はちゃんと神様の勉強しているっぽいし。次もこのシリーズかな? たぶん買いますよ、作者さん!

……ホント、見た目だけならこんな『美形が服着て歩いてます』ってなモンなのに。
「当たり前でしょう。服を着ないで歩いている美形は美形とは言いません。それは変態と言うんです」

将来は科学者になって実験漬けの日々を送ると決めている、この染井くん(ツクバ勤務希望かしら、ドキドキ♪)ビジュアルも性格も素敵でした。慇懃無礼・ニッコリ笑って人を斬る・でも根は優しくてまじめなメガネ男子好きならぜひ。


あー良かった。
このところ買った《◎◎賞新人賞受賞》とか《奨励賞受賞》とか(新刊とは限りませんよ)、ハズレ引きまくりで悲しかったので……。


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